酒折連歌賞 2012年9月30日〆

酒折連歌賞 2012年9月30日〆

 

第14回酒折連歌賞

酒折(さかおり)は甲府市東部にあって 町名にもなっています。

『古事記』によりますと、伝承上の英雄「倭 建 命(やまとたけるのみこと)(日本武尊)」 が 甲斐の国の酒折宮で「新治(にひばり) 筑波(つくは)を過ぎて幾夜(いくよ)か寝つる」(新 治・筑波の地を通り過ぎて、ここまで幾晩寝たのか)と問いかけたところ、 かがり火を焚いていた老人(おきな)が「かがなべて 夜には九夜(ここのよ) 日には十日を」(日数を重ねて、 夜では九夜、 昼では十日 - 九泊十日- ですよ)と答えたというのです。

 
つまり、4・7・ 7の片歌で問いかけたところ、5・7・7の片歌で答えた片歌問答になり、これが連歌の起源とされたことから、酒折が連歌の発祥の地といわれるにいたりました。

なお、片歌問答の 基本となる音数は5・7・7(問い)、5・7・7(答え)ですが、これはその後の短連歌や長連歌の形式とは異なるものです。

酒折連歌賞は、多くの人が連歌に興味関心と創作意欲をもち、現在は衰微(すいび)している連歌をよみがえらせ普及させて、文学の振興、文化の創造に資するために創設したものでありま す。

ふるってご応募ください。

 

<募集概要>

●第十四回問いの片歌

次の問いの片歌1~4の中から1句を選び、答えの片歌を5、7、7でつくって応募してください。
なお、提示された問いの片歌4句すべてに応募しても差し支えありません。
また、応募句数に制限はありません。

◇問いの片歌
1 いっぴきの蟻がちくたく木の葉を運ぶ  
2 山好きも海好きもいてこの島が好き
3 あの橋を自分一人でわたってみよう
4 人生は兎がいいか亀でよいのか

 

 

●応募規定
(1)ハガキ
(2)封書【A4サイズまでの用紙】
(3)FAX
(4)メール
(5)ホームページ
(6)携帯

の6通りの中から選び、郵便番号、住所、電話番号、氏名、性別、年齢、提示された問いの片歌の番号、応募作品などを明記し、お送りください。

入賞者については、応募作品を公開させていただきます。
また、選考の都合上1枚に1句の様式で応募してください。

※学校・団体等で一括応募する場合は、必ず学校(団体)名、代表者の氏名、代表者のメールアドレス、連絡先を明記の上、問いの片歌ごとに取りまとめてお送りください。なお、個人住所については記載不要です。

※黒いペンか鉛筆で濃く書いてください。
 

●賞
文部科学大臣賞(大賞受賞者)
大 賞/副賞 10万円 楯(1名)
山梨県知事賞/副賞 3万円 楯(1名)
山梨県教育委員会教育長賞/副賞 3万円 楯(1名)
甲府市長賞/副賞 3万円 楯(1名)
入 選/副賞 1万円(10名)
奨励賞/副賞 5千円(12名)
百 選/副賞 酒折連歌賞オリジナル図書カード
特別賞(高校生以下)
山梨県教育委員会教育委員長賞(アルテア賞最優秀受賞者)
アルテア賞最優秀/副賞 3万円 楯(1名)
アルテア賞/副賞 1万円(9名) 

※アルテア賞は特に斬新で若々しく、星のようにキラリとひかる、将来楽しみな才能を見出すことを狙いとしております。この賞は他の賞との重複受賞が可能です。
 

●応募受付期間
平成24年4月1日(日)~9月30日(日)消印有効

 

●発表
平成25年2月1日(火)酒折連歌賞事務局ホームページ、山梨日日新聞で公表。
後日、角川短歌、角川俳句、NHK俳句、NHK短歌、文学界、群像、財界、公募ガイドなどで随時発表の予定。
※選考についての問い合わせはご遠慮ください。

 

●注意事項
入賞作品の著作権などの諸権利は主催者に帰属します。

 

●応募・問い合わせ先   
山梨学院大学酒折連歌賞事務局   
〒400-8575  
甲府市酒折2-4-5

http://sakaorirenga.gr.jp/12hp/renga.html